さて、「怪獣を育ててみたい」「手懐けて自分の戦力にしたい」とお考えのそこの貴方!
そんな貴方の願いを叶えたいと思い本日は記事を書きます!!
前回は空間を自在に操る怪獣ブルトンを紹介し、そいつを活用できないかというお話をしました。
結果としてブルトンは無理!という話で終わりました。理由として、人間が手懐けるには手に余るくらいの能力を持ち過ぎているからという結論に至ったからです。
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では全ての怪獣は手懐けられない存在なのか?手懐けることはできなくてもせめて飼えないのか?
やり方によっては上手くいく場合があります。
動物だって、物心つく前の育て方次第で穏やかになったりわんぱくになったりしますよね。
人間だってそうです。育った環境が今後の人生を左右することがありますよね。
ウルトラの長い歴史の中でもこれまで怪獣を飼おうとした人間は数多くます。
今回はそんな歴史の中で人類史上初めて、実際に怪獣を自分の思い通りに育て、そして失敗した例を紹介します。
ウルトラマン 第11話『宇宙から来た暴れん坊』より「脳波怪獣 ギャンゴ」です。
ギャンゴってどんな怪獣?
ギャンゴは前記事のブルトン同様、元は隕石の状態で宇宙からやってきました。
この隕石は、付近にいる人間の脳波を受診して思った通りの姿形になる(ブルトンの隕石も似たような性質でしたが、そちらは人間の深層心理に働きかけ空間を操るというもので、今回の隕石は固形物に変化するというのが最大の違いです)という特徴を持っていました。
例えば、子どもの脳波を受診してビー玉やラジコンカーやケーキに変化したり、大人の脳波を受診して花嫁や中年男性に変化したりしました。
当初は願いを叶えてくれる魔法の石程度の扱いでしたが、とある悪党の脳波を受診したことで隕石は怪獣に変化。
ギャンゴとなりました。

© 1966年 円谷プロ
生まれたばかりのギャンゴは成人男性くらいの身長で、悪党の命令によって近くの人を脅かす程度のセコいイタズラばかりしていましたが、「もっと大きくなれ」という命令で巨大化。その建物の崩壊に巻き込まれて悪党は気絶してしまい、コントロールを失ったことで暴走してしまいます。

© 1966年 円谷プロ
悪党とギャンゴ
怪力以外の特殊能力は持っておらず、死んだふりなどのセコい戦法でウルトラマンを翻弄しました。

© 1966年 円谷プロ
その他、ウルトラマンのマネをして空を飛ぼうとしてズッコケる、思い通りにいかなくて手足を振り回すなどの駄々っ子のような動作をする、グルグルパンチを放つなどコミカルかつ可愛い動作を連発しています。
※イカつい見た目と動作のギャップから、一部でギャンゴは萌えキャラ怪獣としての人気を博しています。
ウルトラマンの方もギャンゴをくすぐる、馬跳びや水中へ突き落とすなどコミカルな戦法で戦いました。
最後は悪党が意識を取り戻した際にギャンゴのことを忘れ元の隕石に戻ったことで、隕石はウルトラマンによって宇宙に運ばれていき物事件は解決しました。
まとめ:育てられなくはない…?
見た目のブサカワな感じ、特殊能力のない危険度の低さからしてギャンゴは実際飼えそうな怪獣なんじゃないでしょうか?
※怪力を持っているから大変なんじゃないか?という不安もありますが、犬や猫だって暴れだしたら手に負えないことがあるんでそこはご愛敬ということで…。
悪党の言いなりになっていたところからみると、隕石から誕生して間もなかったというところもあり精神年齢的にはまだ幼い子どもだったとも考えられます。これは飼い主の責任によるものなので、ペットとしては育て甲斐がありますね。
そもそも誕生のきっかけは隕石です。
なにもしなければ観賞用として飾ればいいわけですし、脳波=人の考えによって姿形を飼えるならペットに拘らなくともいいはずです。
観葉植物…家具…絵画etc.
どうしてもペットじゃなきゃ嫌だ!という人は、わざわざ怪獣にしなくても犬や猫の飼える動物にすればいいだけの話です。
人の考えはコロコロ変わるものですから、その時々の気分で欲しいものに変化させることもできます。
「今日は動物にして一緒に遊ぼう」とか「明日はインテリアにして飾ろう」とか。
論点ずれるかもしれませんがそもそもペットにしなくても色々有効活用できそうな怪獣です。
自分でこの記事書いてて思ったんですけど、ギャンゴ(の隕石)ってかなり使い勝手の良い代物でした 笑
結構いろんな物語が作れそうなのに、何でマイナー怪獣に部類されたんだろう??
隕石一つで素敵な生活をおくれるかもしれない将来。
貴方もギャンゴの隕石、お試しいかがですか?
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