こんにちは、たまのです!

皆さんお久しぶりです。一か月ぶりの投稿となります。

ここ最近自分のブログに対して疑問を持つことが多かったです。日記とか雑談とか色々投稿していましたが、「何かが違う…」と思うことがよくありました。ジャンルは一つに絞った方がいいのかなって…。

その方が自身も書きやすいし、共感していただける人が多くなると思います。

今後は自身の最も得意な分野で勝負していきます❕❕

 

特撮考察系ブロガーへ、転身!

僕の得意分野…それは特撮です!幼少期からウルトラシリーズ・仮面ライダーシリーズ・スーパー戦隊シリーズを始めとした特撮作品にハマっていました。

幼少期はただただ怪獣・怪人と闘うヒーローへの強い憧れのみでしたが、年を重ねにつれ、作品一つ一つの設定やストーリーに魅了されました。

今後の投稿では僕がこれまで見てきた特撮作品の中から一つのキャラクターに絞り、そのキャラクターの特徴や登場当時の時代背景から僕なりの考察を述べていこうと思います!

さて早速本題です。

皆さん、今の世の中でどれだけ思いやりの心を持っていますか?

コロナが蔓延する今の時代、みんなで助け合おうというのが理想ですが、残念ながらそう上手くはいっていないのが現状です。

どこかでクラスターが発生すれば犯人捜し。

地元帰省組や旅行者を追い出そうとする人たち。

感染したくないという気持ちも分かりますが、一部過激な行動に出てしまう人もいます。

なぜそんな行動に出てしまうのか?

「感染したくないから」ってのが理由にあるとは思いますが、周囲の人が感染してるかどうかも分からないのになぜそう理由付けするのでしょうか?

根本として「人が人を信じられなくなっている」というのがあると思います。

あの人が感染してるかもと、根拠もなく疑いの眼差しを向けてしまう今の世の中。

そこで今回の内容は、人間同士の信頼関係に纏わる宇宙人のお話です。

うってつけな宇宙人がいましたよ〜😉

記念すべき一発目は…ウルトラセブンにて初登場「幻覚宇宙人 メトロン星人」です!

 

 

メトロン星人とは?主な地球侵略内容は?

© 1967年 円谷プロ

メトロン星人とは、昭和ウルトラシリーズ第三作目、「ウルトラセブン」第8話『狙われた街』に登場した宇宙人です。

未だに特撮ファンから根強い人気を誇るウルトラセブンの各話の中でも、彼(?)の登場した回は最高傑作と呼び声が高いです。

ウルトラセブンに登場する敵は主に地球侵略を狙う宇宙人が大半であり、大体の敵が地球よりも優れた技術を駆使して作った兵器を用いてることがほとんどだったのですが、このメトロン星人の場合は違いました。確かに最終的な目標としては地球侵略なのですが、その手段として「人間同士を争わせる」「人間同士の信頼関係を崩し自滅に追い込む」というものでした。

ストーリーについてざっくり紹介すると「北川町という一つの街の中もしくはそこの出身者が突然暴れだし、傷害事件や大事故を引き起こす事態が多発。主人公モロボシ・ダン(ウルトラセブン)とウルトラ警備隊が調査を進める内に、暴れだした人々は北川町内で販売されていたタバコを吸っていたという共通の特徴を持っているということに気が付く。そのタバコには幻覚作用を引き起こす細工がしてあり、それは地球侵略を狙うメトロン星人の仕業であった」というものです。

ストーリーの中でモロボシ・ダンはメトロン星人のアジトを突き止めましたが、そこでメトロン星人はダンを歓迎し、ちゃぶ台を介して自身の侵略計画について話しました。

© 1967年 円谷プロ

ウルトラセブンは地球人側いわばメトロン星人にとっては障害であるわけですが、地球人とは別な存在であると感じセブンには対話を望んだのでしょうか⁇

メトロン星人「教えてやろう。我々は人類が互いにルールを守り、信頼しあって生きていることに目をつけたのだ。地球を壊滅させるのに暴力をふるう必要はない。人間同士の信頼感をなくせばよい。人間たちは互いに敵視し傷つけあい、やがて自滅していく。どうだ?いい考えだろう。」

結果的にメトロン星人はウルトラセブンと闘い敗北し、侵略計画は失敗に終わります。

「信頼関係」というものに目をつけ、他の侵略者とは違ったインパクトを見せつけたメトロン星人。

しかしこの回で最もインパクトを見せつけたのは締めのナレーションでした。

ナレーション「メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。でもご安心下さい、このお話は遠い遠い未来の物語なのですえ?何故ですって?我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから

なんとも言えない気持ちですよね。メトロン星人に狙われるためには、宇宙規模で見た目も中身も美しい地球でないといけないということでしょうか?

ちなみにウルトラセブンが放映されたのは1967年ですが、劇中の時代設定としてはファンの間では1980年代もしくは2000年代といわれています。仮に後者だったとするならば、平成自体に突入しあらゆる技術が発展した世の中。そんな時代になってもなお上記のようなナレーションで皮肉られるということは、人間の心というものはいつまで経っても成長しないということなんでしょうか?😅

 

 

メトロン星人登場回の頃の時代背景

さて「信頼関係」というものに目をつけたメトロン星人の侵略内容についてざっとお話しましたが、その際に使用された「タバコ」。

特撮という子ども向け番組においてタバコが使用される。今となってはありえないことですが、当時はそういったコンプライアンス的なものにはまだ寛容だったようで劇中でも主要キャラクターの何人かがタバコをすぱすぱ吸っている描写がみられました(当然吸った人は暴れてましたが…)。作品中のキーアイテムとしてタバコを選んだのは何か理由があるのでしょうか?当時の時代背景を調べてみました。※たまのは非喫煙者です。かといって嫌煙家というわけでもありません。

ウルトラセブン放送開始二年前の1965年より喫煙者率調査というものが始まっており、その頃の調べでは喫煙者のピークは男性女性ともに翌年の1966年(男性83.7%、女性18.0%)でした。男女共に多くの喫煙者がいた理由として「タバコは害を及ぼす」という情報が一般に認知されていなかったというものがあります。電車・飛行機・学校と場所を問わずタバコが吸えたということや、当時の価値観としてタバコ自体「オシャレな存在」だったということもあり、喫煙率の増加に繋がっていたようです。

当時の世間の人たちにとっては身近な存在であったからこそ「タバコ」というアイテムは作品中に取り入れやすかったんでしょうね。

 

 

メトロン星人再登場、新たな侵略手段は

さて当時の人たちにとって身近な存在だったタバコを使用し人間を自滅に陥れたメトロン星人でしたが、その40年後に再登場します。

「対話宇宙人 メトロン星人」として2005年放送の「ウルトラマンマックス」第24話『狙われない街』に登場。これは「狙われた街」の公式続編であり、登場する宇宙人もウルトラセブンに登場したものと同一人物です。あの時セブンに倒された星人は街に住んでいた少年とその家族によって助けられ、40年間ずっと潜伏して人類の動向を窺っていたのです。

© 2005年 円谷プロ

今回はタバコ以上に人間社会にとってなくてはならない存在となった携帯電話から有害な電波を流すことによって40年前と同様に人々を狂暴化させようとしました。やがて自分たちの侵略プランとして最終的に「何もしない」という結論に達しました。

もう自分たちが手を下さなくとも人類はメトロン星人の手に落ちる。人間は便利な道具を手に入れどんどん退化している。新しい道具のせいで脳は萎縮し始めておりもう戦わなくても地球は手に入る。

上述の携帯電話の一件も、その退化を早めようと手を貸しただけとのことです。

マックス24話劇中でもメトロン星人の主張を強めるため、電車内でのマナーの悪い乗客や歩きながら携帯電話を弄ってあわや事故を起こしそうになった人の描写がありました(途中に狂暴な猿の映像を挟み、人類の退化をより印象づける演出付きです)。

やがてメトロン星人は仲間の迎えの宇宙船に乗って自分の星へ帰って行きました。いずれ地球は自分たちのもの、だからこそ母星で気長に滅びるのを待つことにしたのか。それとも40年も見続けたのに、いつまで経っても進歩しない人類に愛想をつかしたのか。真相は彼(?)しか知らないでしょう。

 

 

考察とまとめ:異星人として何を見たのか

さて、二度にわたって侵略を企てたメトロン星人。二度目は積極的な様子はみられませんでしたが、「信頼関係」に拘りを持っていたのは確かです。

「信頼関係」にここまで拘った理由…それはメトロン星人が我々地球人に近い価値観を持っていたからではないでしょうか?

他所の国を侵略するとなると、事前にその場所の情報を知る必要があります。

ましてや彼らは宇宙人。他所の星を襲うわけですからより多くの情報を集めないといけません。ただでさえ知らない星のことを調べるだけでも大変なのに、ましてやその星の弱い部分を探るなど相当な労力が必要です。

そこでたまたま見つけたメトロン星と地球を繋ぐことができる概念、それが「信頼関係」でした。

地球人と姿かたちは異なれど、彼らの故郷であるメトロン星も「信頼」「仲間」「絆」といったものを重視する傾向があったとするならば、メトロン星人は比較的穏やかな種族であったと考えます(侵略する時点で穏やかとは言い難いですがそこはまた別の価値観としましょう)。

平和というものをその身をもって理解しているメトロン星人は、平和であることのメリットやデメリットも理解しているはずです。

平和であることのメリット…それは、その場にいる全員が幸せ・助け合いの精神を持てる・争いが起こらないといったところでしょうか。

逆にデメリット…単純に平和ボケしてしまう・争う必要がないため武力を捨てる・不幸になったときのダメージがより大きいと僕は考えます。

このデメリットを突いた時に自分たちが最大限のパワーを発揮できると踏んだメトロン星人は「信頼関係」に目をつけたんだと僕は思います。つまり地球はメトロン星人にとって得意分野で勝負しやすい惑星だったというわけです!

しかしこの侵略計画の難しい点として「地球人同士の信頼関係が成立しないと侵略できない」という部分です。

言い方を変えるならば「自分たち(メトロン星人)が行動しやすくするためには地球が平和であり、人間同士が強い信頼関係で結ばれていないと困る」ということです。

ある意味ではメトロン星人は、地球の平和を誰よりも望んでいる種族ではないでしょうか?笑

侵略対象として狙っていた半面、地球人類に期待をしていたのかもしれません。

それが実際見てみたらどうでしょう?

ウルトラセブンの時代では地球人であるはずのナレーターに自身の星の信頼関係というものを「遠い遠い未来の物語」と皮肉られ、

40年間潜伏した末に人間は何も進歩していないと気づかされる始末。

ある意味メトロン星人は地球を甘く見ていたのでしょう…褒められたものではないですが😓

 

さて、ここまでのお話。物語はフィクションです。

しかし今の世の中を見るとどうでしょうか?

コロナに揺れる今の状況。「助け合いましょう」「エールを送りましょう」と声掛けがされていますが、実際はどうですか?

確かに大半の人が支えあっています。しかし一部では、感染者・もしくはリスクの高い人を徹底的に排除しようとする人間がいるのも事実です。お互いが信用できなくなっています。

かといって信用しすぎても、SNSやテレビで流れる情報をどこまで頼りにしていいものか。デマに惑わされる人も多いです。

正直僕自身も何を「信頼」していけばいいのか分からなくなります。

 

たとえ遠い未来だったとしても、メトロン星が実際に存在する惑星ならば彼らが地球侵略にやってくる日こそが本当に地球が平和になっている時かもしれません。