事前の情報収集さえあればトラブル対処可能!

ウルトラシリーズ

皆さん、『グリーンインフェルノ』って映画をご覧になったことありますか?

名前は聞いたことあるって人は多いと思います。

イーライ・ロス監督の2013年公開の映画なんですが、ジャンルはグロ・ホラーですかね。

内容としましては

「大学生のイケイケ活動グループが、森林開発によってアマゾンの住処を奪われるヤハ族という部族を救うために開発グループの計画を阻止。その後大学生たちは乗っていたセスナ機のトラブルによってアマゾンの密林の中に投げ出される。そこで本物のヤハ族と出会うが、実はヤハ族は食人文化のある部族たちであった」

というものです。

© 2013年 ユニバーサル・ピクチャーズ ポニーキャニオン

予告が公開された当初から「グロい!怖い!」と話題になっており、軽い気持ちで劇場に行った人たちが観終わったあと一言も喋らないで帰路につくってエピソードをよく聞きました。

僕はDVDか何かで観ました。事前に情報を知っていたので少し身構えながら観ましたが、確かにグロいです。人体を切断し食べるというシーンを容赦なく映していました💦

ストーリ自体は、パニックホラーであってそんなに深く考える必要はなく最後まで観られる映画ではあります(描写に耐えられるならですが)。

グロさが先行していますが、映画からメッセージを感じ取るとするならば「自分たちの勝手な正義感・良心で突っ走る今どき大学生が、関わろうとした相手をよく調べもしないで痛い目をみる。」という世間の情報に踊らされる我々を皮肉った現代風刺であったり、「自身の知らない世界に容易に首を突っ込むものではない」ということです。

 

無事に僕は全編観終わることができましたが、この映画のストーリーをどっかでみたことあるなって思ったんですよね。

何だっけな?と思い出してみると、とある一匹の怪獣が出てきました。

というわけで今回紹介するのは、平成ウルトラシリーズ記念すべき第一作目「ウルトラマンティガ」第6話『セカンド・コンタクト』より「変形怪獣 ガゾート」です。

 

 

ガゾートとは?ヤハ族との共通点は?

ガゾートとはどんな怪獣か。ここから先、前述したヤハ族という部族と照らし合わせながら読んでみて下さい。

© 1994年 円谷プロ

ガゾートは元々、電離層(地上から約1000kmくらいの所に実在する電波を反射する層です)に生息するクリオネによく似た生物「空中棲息生物 クリッター」が、文明を発展させた人類が電離層へ大量に流してきた電磁波を浴びて凶暴化した末に変化した怪獣です。

ウルトラマンティガ劇中では、冒頭で電離層及び内部に棲息する生物を研究していたチームを襲撃。その後街に降り立ち人々を襲います。

やがて防衛チーム「GUTS」の隊員が翻訳機を用いてガゾートとの対話を試みます。

翻訳機が上手く作動し、ガゾートとのコミュニケーションには成功します。

ガゾート「ガゾート、ココ、スキ!」

反応は良かったので、隊員は現場に急行しガゾートと対面。「お願いだから、暴れたり僕の友達を襲わないでくれ!」と語りかけます。

ガゾートからの返答は…

『トモダチハ、ゴチソウ! トモダチハ、ガゾートノ「タベモノ」!』

元々クリッターという生物は「共食い」する習性があったのです。つまりクリッター・ガゾートにとっての友達とは「食料」という意味でした。

会話ができるのに会話ができないという何とも言えない描写でした。

 

さて、グリーンインフェルノの方のヤハ族はどうでしょう?

境遇似てませんか?

住処を奪われる…自分たちのことを知らない外部の存在に絡まれる…同族を食うことが一つのロジック…。

第三者からすれば両者とも理不尽な存在でありますが、彼らにとってはそんな食文化が当たり前なのです。

ちなみに人を食う描写…ガゾートの方は流石に子ども向け番組なんで直接的な表現は避けていますが、恐らくさっき食べたであろう「それ」が身に着けていた服を、ブドウの皮を取り除くが如く吐き出しているシーンがありました(サイズ的に子供服だったような気がします)…。

 

 

まとめ:二つの作品を見て思ったこと。

まさかここ最近のグロ映画を観て特撮作品を連想するとは思いませんでした。

「例えお互い会話が成立したとしても、根本的な考えが異なれば話は通じない」ということ。

異種族間のコミュニケーションの難しさを感じました。

前回のブログでも触れましたが、元々の常識を変えることって難しいんです。

ガゾートとヤハ族の常識としては「人は食べ物」ということです。

その常識を変えることはまず無理。どう共存していくかが重要となっていきます。

我々無関係な人間からしてみれば、ガゾートもヤハ族も胸糞悪いことしてくるなあと思います。

でも彼らにとっては「胸糞悪い行動」=「当たり前の行動」なんですよね。

それを我々が理解するっていうのはなかなか難しいですが、「知る」ことはできるはずなんですよね(ガゾートの場合、怪獣が相手なんで知ろうと思っても何から調べればいいの?って話になりますが…)。

日常生活でも大事なことですよね。「知ること」や「情報収集すること」って。

旅行先のこととか、これから面接に行く企業のこととか…。

何も知らずに動いちゃうといざ本番で痛い目をみるなんてこともあると思います。

グリーンインフェルノの場合は、学生たちが碌な知識も持たないでノリと勢いだけで動いて命の危機に瀕する。

ガゾートの場合は、最初に研究チームが襲撃されたにも関わらず対話でやりとりをしようとし、そこで初めて恐ろしい生態を知った。

後者の場合は、リスクを承知・研究チームが果たせなかったことを引き継ぐという覚悟もありましたが危険すぎました。

挑戦する・試してみるという熱意は大事ですが、無知では前に進むのに時間がかかってしまいます。

グリーンインフェルノとウルトラマンティガ。全く無関係な両作品を見て、学ぶことの大切さを改めて学びました。




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